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着滴観察・接触角測定

インクジェット液滴の濡れ・浸透・乾燥現象を把握する

インクジェット技術を応用して電子デバイスやバイオデバイスを作製する際に重要な要素は通常下記の3つになります。
各要素の具体的なパラメーターも挙げます。

  1. インクジェットヘッド → 液滴サイズ、液滴形状など
  2. 液材料 → 粘度、表面張力等
  3. 基材 → 表面粗さ、密度等
  4. そしてこれらに加えてデバイスのできあがりに大きな影響を及ぼす重要な要因が第4の要因になります。
  5. 濡れ現象→乾燥時間、浸透時間

液材が基材に着滴してからの乾燥や浸透といった挙動です。
これを更にミクロ的に見ると、着滴直後に液滴は濡れ広がり、その後安定した状態になった後、乾燥や浸透が起こります。
同時並行的に起こる場合もあります。
しかしながら、多くの研究者が描画実験や試作後に得ることのできる描画物はこの乾燥後や浸透後の状態です。
その状態を左右しているのは着滴直後から濡れ広がりが安定するまでのプロセスです。
この着滴直後から濡れ広がりが安定するまでのプロセスは、非常に短時間で起こるため、現象を正確に把握することは困難ですが、この着滴直後の現象を三次元的に、真上と真横から撮影できる装置が当社のDropMeasureです。
この装置は指定した位置に指定したごく微量の液滴を正確に着滴させ、真上と真横から高速度カメラでの撮影が可能です。
真横からの撮影画像からは、接触角を測定することができます。

コーヒーステイン現象(真上&真横)

局所部位の接触角測定

1.当社のDropMeasureを用いての測定
2.測定エリアが60ミクロン以上あること
3.狙った部位での測定

突起物への着滴

撥水ガラスと親水ガラスの接触角の違い

着滴時の液滴挙動撮影

1.インクジェット液滴着滴時の濡れ広がり画像の撮影
2.当社のDropMeasureを用いての測定
3.秒30フレームから最大100万フレームまで
4.凹み内の撮影も一部可能

撥水基板への着滴

デモ映像ページへ(インクジェットコラム「これがInkJet液滴だ!」にリンクします)

着滴時浸透・乾燥時間測定

  • 当社のDropMeasureを用いての測定
  • インクジェット用紙やフィルムへのインクの浸透時間の測定
  • 2ヘッドを使用した2液混合の浸透現象の観察

紙への浸透

2滴同時着滴

※ 測定可能な液につきましては、別途お問い合わせください。

実験の進め方や業務の流れについての詳細はお問い合せ後にご説明いたします。
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